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放送作家部

話にオチがなくては面白くない。では、オチがある話をする時にオチまでにどんな筋道(フリ)をたてるとよいのか?
この理論で、オチを輝かせるための考え方がわかる!

話のオチは決して大きなものでなくてもよい。なぜなら、重要なのは話のオチではなくて、オチに行くまでのフリだからだ。どのようなフリをするかでオチを輝かせる。

最初の始まりが異なればオチが変わる。オチがつまらないものがある時もあるがフリ次第で輝きが大きく変わる事もある。

フリ次第で大きく変わるとはどういう事か?ここで一つ例題を使ってこの理論を説明しよう。
例えば、彼が大好きな彼女へのプレゼントをするシチュエーションだとする。
この場面では、プレゼントの中身がオチである。
しかし、彼は貧乏で用意できたプレゼントは「松ぼっくり」という、何ともつまらないもの。では、この松ぼっくりを輝かせるにはどうすればよいのか?

→フリが悪い例
彼はクリスマスイブに彼女を高級ホテルのグランドハイアットに呼び出した。更に雪も降ってきて、ホワイトクリスマスに。そして、彼はホテルのバーで「君にプレゼントがある。」と告げる。彼女の気持ちは最高潮に!
そこで、彼が出したプレゼントは松ぼっくりだった。彼女は案の定ブチギレ。
これは、フリとオチが間違っていたためこの様な結果を招いてしまったのだ。

→フリが良い例
秋口に彼と彼女は二人で落ち葉を踏みながら公園を歩いている。
そこで、彼が「あれっ?こんなもの拾っちゃった。」とおもむろに松ぼっくりを差し出す。すると、彼女は「カワイイ~」となる。
これは、うまいフリを考えたため、同じ松ぼっくりでも彼女を喜ばせる事が出来たのだ。

このように、オチがあまり面白くないもの、お金をかけられないものでもフリによってつまらないオチを輝かせる事が出来るのだ。
つまり、オチを輝かせるには、まずフリを考える事が重要なのだ。