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放送作家部

アイデアの種を一つでも得る為に色んなモノにアンテナを張ったり、
色んなモノをウォッチングしたりする。
しかし、一番ネタになるのは自分の行動や感情。いかに自分を客観的に見れるか!?もしも、自分の行動をカメラが撮っていたら!そんな気分で自分からネタを探そう!
この理論で、自分を客観視する事の大切さがわかる。

自分の事なんて、恥ずかしくて笑えない!
…え、それって損してるの?
笑いに出会うためのヒントは、自分の中にこそあったのだ。
灯台、下暗し。その衝撃の理論とは…!

放送作家は日々何か面白いことを探している。
その際、「客観的に見て笑えること」が「面白いこと」といえるのではないか?
なんとなくこの人の歩き方面白いな、というような、そういうモノの見方をしていくとき、唯一24時間見ていられるものといえば自分なのだ。毎回他人ばっかり観察して、見続けているのは大変だ。しかし、なんとなく世の中にはタブーという言葉があり、「そういうのはいいから!」とか、「私のことは置いといて」という人も多い。そうではなく、実は自分の中にこそ面白いコトはいっぱい起きているのだ!

例えば、街でウ○コしたくなったとする。(笑)
その時の自分というのは一番面白いと思う。でもそれを、「昨日トイレ行きたくなっちゃって・・」って人に言えない人と、平気で言えちゃう人だと、笑いに出逢える数が違ってくる、という話だ。
 街でトイレに行きたくなったら、「もの凄くトイレ行きたい!」なんて顔は絶対しないだろう。相当取り繕うはずだ。なにがあっても「ウ○コしたいんですけど!」なんて顔はしない。道でそう訴えたりもしない(笑)。そんな素振りは微塵も見せずに、颯爽と歩くわけだ。
でもそれを別の客観的なカメラで撮ってみると、自分ってトイレ行きたいのに真顔だったり、トイレを探すふりして洋服を見ていたり、そうしながらデパートのトイレに駆け込んでいるのだ。それで駆け込んだときに、そこが清掃中だった時の自分の顔ったら!相当面白いと思う。
だから、そういう自分を客観的に見られるか見られないかで笑いの量は全然違ってくる。デート中、トイレに行った時とかにも、いかにして「大」だって分からせないように帰ってくるか、とかっていろいろ考えたりする。
つまり、この理論では、そういう時の自分を面白いと客観的に見られるかどうかが重要なのだ。

多分この理論は、いろんなことで当てはまるだろう。自分が店員で「俺ってすごい横柄な態度なんだな」って思う客観カメラもあれば、「めちゃめちゃ可愛い子の前では取り繕っているな」とか。「読んだこともない本のこと知ったかぶりしているな」とか。「タクシーで運転手さんが道知らないとイラッとくるな」とか。そういったときにすごく真面目な人は「コイツ許せねえ!」と思うだろうが、客観的には「なんて器の小さい人間なんだろう」と思われる。
そういう事を常に自分が笑えるか笑えないか。そこを笑えれば絶対幅は広がるのだ。
常に自分を写しているカメラが存在していて、「こういう時にこんな顔をしています!」というのを意識してみる。それがみんなに「わかる、わかる!」と伝われば「あるある、の笑い」に変わってくるだろう。

この理論、言われてみれば、確かにそうかもしれないと思った。
自分なら恥ずかしくて言えないような失敗談でも、何も気にせずおおっぴらに言える人は周りにも実際にいるし、思えばそういう人は大抵クラスの人気者だった!
くそ、もっと早く気づいていれば…。いや、今からでも遅くはないのか!?